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MM
多発性骨髄腫
多発性骨髄腫
2022.12.06
検査と診断のながれ
主な検査
併せて骨髄生検も施行し骨髄繊維症の有無も調べる。
図 主な検査
骨髄検査と診断
図 骨髄腫細胞の形態2)
細胞表面抗原
表 骨髄腫細胞に発現する表面マーカー1,2)
M蛋白の確認
血清蛋白電気泳動-SPEP
尿蛋白電気泳動-UPEP
M蛋白の検査
免疫電気泳動法-IEP
図 免疫電気泳動法1)
免疫固定法-IFE
血清遊離軽鎖測定法(sFLC検査)
図 抗体の基本構造
診断基準-症候性多発性骨髄腫
以下の2項目を満たす。
1. 骨髄のクローナルな骨髄形質細胞割合≧10%、または生検で確認された骨もしくは髄外形質細胞腫を認める*1。
2. 以下に示す骨髄腫診断事象(myeloma-defining events: MDE) の1項目以上を満たす。
1. 形質細胞腫瘍に関連した臓器障害
2. 進行するリスクが高いバイオマーカー
*1:クロナリティーは、フローサイトメトリー、免疫組織化学ないし免疫蛍光法でκ/λ比の偏りを証明することが必要である。
*2:実測するか、推定式(modification of diet in renal disease[MDRD]、またはchronic kidney disease epidemiology collaboration[CKD-EPI]の計算式)を用いる。
*3:骨髄中形質細胞比率が10%未満の場合は、孤発性形質細胞腫との鑑別のために2つ以上の溶骨性病変が必要である。
*4:Binding Site社のserum Freelite® assayを用いる。またFLC≧100mg/Lが必要である。
1) Rajkumar SV, et al.: Lancet Oncol. 2014; 15: e538-548.より引用
2) 日本骨髄腫学会 編. 多発性骨髄腫の診療指針(第5版), 2020; 文光堂, 23.
MMへの進展
表 症候性骨髄腫患者の初診時主訴1)
病期分類
図 International Staging System1)
2022年12月作成
承認番号:2003-JP-220024231